1■発病(24歳〜)手術の決意(29歳秋)
 
2■入院から手術前日まで(30歳春)

3■手術当日(入院9日目)

4■手術後退院まで(入院10日目〜2ヶ月後)

5■退院後(入院から5ヶ月後)

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1■発病■


■関節リウマチについて
関節リウマチは、軽いものから重いものまで、症状は患者によって様々ですが、
関節の滑膜という膜に炎症が起きて、痛みや腫れ、こわばりを生じ、
この状態が持続すると、やがては軟骨や骨が破壊され、日常動作に大きな支障をきたします。


■発病(24歳) 、病院へ(発病から半年後)
 私の場合は足の痛みから始まりました。
歩くときに足の裏が痛く、靴が合わないのかなと思いました。
次に、手指の上から2番目の関節が紡錘状に腫れました。
そして両手首、両膝と、痛む関節が次々に増えてゆきました。
自分でおかしいと気付いてから半年たった頃には、
階段の昇り降り、歯磨き、ぞうきんをしぼること、ストッキングをはくこと、寝返りをうつことさえも激痛が伴い、
こらえられなくなって、病院を受診し、関節リウマチと診断されました。


■治療、病状の進行
 治療は、ステロイド剤、抗リウマチ薬、非ステロイド系消炎鎮痛剤など、
数種類の薬を組み合わせて飲み、また膝に関節液がたまると、
注射で抜いたあと、生理食塩水で洗浄したり、
ステロイド剤や軟骨の栄養剤を注入するなど行い、
発症初期ほどの激痛はなくなりましたが、
炎症をコントロールすることはできず、関節の破壊は徐々に進行してゆきました。


■仕事を辞めて( 発病から3年半)
通院治療しながら勤めを続けていましたが、痛みと、関節がどん
どん壊れてゆくことへのおそれから、辞めてしまいました。
その後は、家でじっとしていることが多く、外出することも少なくなってゆきました。

 安静にしていたことがよかったのでしょう、炎症はかなり低く、
正常に近い程度に抑えられるようになりました。
しかし、いったん壊れてしまった関節は元に戻すことはできません。
膝のレントゲン写真を見ると、軟骨がすりへったために関節の間隔が狭くなっていました。
立った状態で膝を曲げると、上の骨と下の骨が擦れ合うからか、音がしました。
立ち上がるたび痛みのために顔をしかめ、歩く姿勢は膝をくの字に曲げ、腰をかがめていました。


■手術の決意(発病5年目の秋)
 この先いったいどうしようと不安な毎日を過ごしていたところ、
区役所のリウマチ医療講演会に行き、そこで他のリウマチ患者の方々と出会いました。
その中に両膝の人工関節置換術を受けた方がおられました。

この手術は、壊れてしまった関節に人工関節を入れ、痛みを除き、関節の機能を回復するというものです。
その方はごく普通に立ったり歩いたりしておられ、
言われないと人工関節を入れているとは全くわかりませんでした。
その方を見て、私の心に希望と勇気が生まれました。
私もきっと再び元気に歩けるようになってみせる。私は手術を決意しました。

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