1■発病(24歳〜)手術の決意(29歳秋)
 
2■入院から手術前日まで(30歳春)

3■手術当日(入院9日目)

4■手術後退院まで(入院10日目〜2ヶ月後)

5■退院後(入院から5ヶ月後)

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3■手術当日(入院から9日目)

■手術前
入院から9日目、手術当日の朝を迎えました。
こわくもありましたが、先生方におまかせするしかないという気持ちでした。
6時すぎ、血圧測定、採血、検温。手術衣に着替えました。
点滴が始まりました。尿をとる管が膀胱に入れられました。
足を消毒し清潔な布でくるみました。
肩に麻酔をかかりやすくするための筋肉注射を打ちました。
9時前、部屋の中に家族が入ってきて、言葉をかわしました。


■手術室へ。
手術室へベッドごと運ばれて行きました。
手術室内に入り、送風機でほこりを落としてから、手術台の上に移動。
左側の耳元に看護婦さんがついていてくれて、何の作業が進行しているのか説明してくれました。

心電図をとりました。横向きにされ、背中を消毒しました。
背中を丸め、縮こまり、麻酔を受けるための体勢をとりました。
局所麻酔を3回打ちました。硬膜外チューブが入れられました。
腰椎麻酔を打ちました。朝の採血の結果が入ってきました。
貧血の指標となるヘモグロビンが10くらいで悪くないと言われました。
腰椎麻酔が効いたかどうか、冷たい脱脂綿を当てて調べました。
効くまでにしばらく時間がかかりました。
硬膜外チューブから弱い麻酔薬が入れられました。

目の前に足が見えないよう布をかけた台が置かれました。
左側はまだ完全に麻酔が効いていませんでしたが、右側からいくということで手術が始まりました。
9時半をまわっていました。そのあとわからなくなりました。
12時頃目が覚めました。まだ手術は終わっていませんでした。左足を縫合中と言われました。
しかし、麻酔が効いていて全く感覚がありませんでした。気分は悪くありませんでした。


■手術後
手術が終わり、クリーンルームへ戻りました。ひざのレントゲンを取りました。
右手には点滴、膀胱には尿をとるための管、両ひざには血を抜くための管、
背中には硬膜外チューブ、左腕には血圧測定器、
左指に体内の酸素量をはかる器械、
鼻から口元にかけて酸素吸入用のマスクと、
四方八方つながれて身動きままならない状態でした。

血圧の表示を見ると、上が80-90、下が40-50くらいでした。
そのうち、なんとなく気持ち悪いような感じがしてきました。
血圧を見ると下が30台になっていました。すぐに看護婦さんに知らせました。
胸が苦しく、動悸がし、呼吸が荒くなり、吐き気がしました。

しばらくしたらおさまりました。自己血が200cc戻されました。
吐き気の原因かもしれないということで、硬膜外チューブからの麻酔薬が一時的にストップしました。
熱が出ました。麻酔がとれてくると、まっすぐ上向きでじっと寝ていることがつらくなってきました。
つらさを何度か訴えましたが、翌朝まではそうしていなければならないということでした。
下痢になってしまい、おしめを当て、看護婦さんに何度も取り替えて頂きました。
気分が悪く、聞かれることに答える以外はしゃべりたくありませんでした。
食欲は全くなく、夕食は見るのもいやでした。
その日の夜はなかなか寝れず、入院生活の中で一番長く、しんどかったです。

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